結婚指輪はどうして左手につける?
結婚指輪といえば左手の薬指につけるのが一般的になっていますが、どうしてこちらなのか、考えてみれば不思議ですよね。
実際の使用シーンでは自由に使っていただいて問題ないものの、結婚式の指輪交換のときなどは今でも左手を使用するのが一般的です。
これにはどんな意味があるのか、結婚指輪にまつわる豆知識としてご紹介しましょう。
大切な場所と考えられていた
いろいろな説がありますが、古代の習慣として結婚する男女が左手の薬指に指輪をするという習慣があったようです。
その理由は、ここが大切な場所と考えられていたためです。
古代の人たちは体内にある心臓を神聖なものと考えており、左右の手でそこに近いのは左手、そしてその薬指が直接心臓につながっているとの考えから、ここが大切な場所と考えられていました。
そして結婚する男女の指輪は大切な場所にするものとして、左手の薬指が選ばれたというわけです。
邪魔にならないからという説も
右利きの人が多いため、左手に指輪をした方が邪魔にならないからだという説もあるようです。
利き手でない薬指は一番使うことの少ない指になりますから、ここが一番邪魔にならなかったのかもしれません。
結婚したあとにずっとつけ続けることを考えると、このような合理的な理由があったという説も納得できますね。
現在はどのように使ってもOK
過去にどのように使われてきたにせよ、現在ではどのように指輪を使うかはご自由にとなっています。
もちろん特に理由がなければ左手の薬指にされることをおすすめします。
その方が結婚指輪という意味が周囲に伝わりやすいためです。
ただ、左利きの方など利き手に指輪をするのが邪魔に感じる方もおられるでしょう。
そのような方は右手にされても問題はありません。
特別な事情がなくても右手にしたいと思えばそのように使われてもOKです。
ただ、結婚指輪という意味が周囲に伝わりにくくなることにはご注意ください。
また、右手につけるつもりの方は工房で指輪を製作される際にも右手のサイズで作っておくことをおすすめします。